建設キャリアアップシステム|事業者登録、技能者登録の流れと必要書類

    石野享
    いしの行政書士事務所 代表
    前職では医療機器メーカーで開発の傍ら薬事申請や許可の管理に従事していました。
    安全管理と品質管理が重要視される医療機器メーカーでの経験は、建設業者をサポートする上でも活かせると確信しています

    この記事は、兵庫県で建設キャリアアップシステムの手続きでお悩みの建設業者の方に向けて執筆しています。

    「元請業者から登録するように言われた」「手続きがよく分からない」「時間がないし面倒くさい」
    こう思う方がいるでしょう。

    この記事では、建設キャリアアップシステムの「事業者登録」と「技能者登録」に分けて解説しています。
    では一緒に確認していきましょう。

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    目次

    建設キャリアアップシステムの登録の概要

    登録は「インターネット申請と、「認定登録機関で申請する方法があります。
    この記事では、インターネット申請について解説します。

    認定登録機関でしか手続きできないケース

    次の方は、認定登録機関でしか申請できません

    • 運転免許証などの写真付きの本人確認書類がない
    • 本人確認書類を提出できない

    お近くの機関にお問い合わせください。こちら

    事業者から先に登録

    建設キャリアアップシステムは「事業者(会社)の登録」と「技能者(人)の登録」があります。

    初めて登録される法人の方、個人事業主の方は、事業者登録から進めてください。

    事業者の登録後に技能者登録をして、会社と人の情報をシステム上で紐付けします。
    先に会社をつくってから人を雇用する感じですね。

    従業員の方が自分で登録される場合は、技能者登録のみでOKです。

    建設キャリアアップシステムの登録に必要な費用

    事業者登録料(※消費税を含む)

    スクロールできます
    資本金登録料・更新料振り込み方法
    一人親方0円払込票のみ
    一人親方以外の個人事業主6,000円
    500万円未満6,000円
    500万円以上、1,000万円未満12,000円
    1,000万円以上、2,000万円未満24,000円
    2,000万円以上、5,000万円未満48,000円
    5,000万円以上、1億円未満60,000円銀行振込のみ
    1億円以上、3億円未満120,000円
    3億円以上、10億円未満240,000円
    10億円以上、50億円未満480,000円
    50億円以上、100億円未満600,000円
    100億円以上、500億円未満1,200,000円
    500億円以上2,400,000円

    一人親方の事業者登録費用は0円です。

    事業者登録の期限は5年。5年ごとの更新が必要です。

    管理者ID利用料

    IDひとつ当たり:11,400円(一人親方は2,400円)

    事業者がCCUSにおいて、事業者情報を管理するために必要な管理者IDの費用です。
    期限は1年なので毎年費用がかかります。


    技能者登録料

    スクロールできます
    申請方法内容登録料
    インターネット申請簡略型2,500円(税込)
    詳細型4,900円(税込)
    認定機関申請詳細型4,900円(税込)
    • 簡略型・・・とりあえず就業履歴の蓄積だけをすれば良い
    • 詳細型・・・能力判定を受けてレベルアップを目的とする

    今後、建設キャリアアップシステムが普及すること考えると、「詳細型」での登録をお勧めします

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    建設キャリアアップシステムの事業者登録

    建設キャリアアップシステムの事業者登録に必要な書類

    建設キャリアアップシステムのインターネット申請には、JPG形式で提出する必要があります。

    JPGファイルは、書類をスマートフォンのカメラで撮影するのが最も身近な方法です。
    その他にはキャナで取り込む方法もあります。スキャナは初期設定ではPDF形式で取り込まれることが多いです。取り込む前に設定をご確認ください。

    建設キャリアアップシステムにおける事業者の確認書類

    スクロールできます
    条件必要書類
    建設業許可がある場合建設業許可証明書
     または 
    建設業許可証明書直近に変更届を提出している場合は変更届の写しも。
    建設業許可がない法人事業税の確定申告書受付印があり1年以内のもの
    または
    納税証明書+ 履歴事項全部証明書
    建設業許可がない個人事業主、一人親方個人事業の開始届受付印があり1年以内のもの
      または
    納税証明書所得税、事業税の納税証明書のいずれか
      または
    所得税の確定申告書受付印があり1年以内のもの

    建設キャリアアップシステムにおける資本金の証明書類

    スクロールできます
    条件必要書類
    建設業許可がある法人提出不要
    許可データから資本金が確認されます。
    ※直近に資本金額の変更をした場合は、「建設業許可なし」として申請し、登録完了後に建設業許可ありに変更する
    建設業許可がない法人提出が必要
    個人事業主提出不要(個人事業主の事業者登録料は一律で6,000円、一人親方の事業者登録料は0円)

    前述の通り、事業者登録料は資本金に応じて異なります。資本金を確認するための書類を提出します。具体的には、「履歴事項全部証明書」、「現在事項全部証明書」、「事業税の確定申告書」が該当します。

    建設キャリアアップシステムにおける社会保険の証明書類

    健康保険

    健康保険加入証明書類(写し)

    法人、5人以上の事業者:加入義務
    国保組合(建設国保、土建保など)に加入:適用除外

    年金保険

    以下うちのいずれかひとつ

    • 領収済証等(写し)出納印あり
    • 社会保険料納入証明書(写し)証明者のあり
    • 健康保険・厚生年金保険用確認願(写し)
    • 健康保険・厚生年金保険被保険者標準報酬月額決定通知書(写し)
    • 健康保険/厚生年金保険 被保険者賞与支払届(写し)

    法人、5人以上の事業者:厚生年金
    5人未満の事業主:適用除外

    雇用保険

    以下うちのいずれかひとつ

    • 雇用保険適用事業所設置届事業主事業所各種変更届事業主控(写し)受領印あり
    • 納付書・領収証書(写し)出納あり
    • 労働保険概算・増加概算・確定保険料申告書(写し)受付印あり
    • 労働保険料等納入通知書(写し)

    常用労働者1人~:加入義務
    雇用なし:適用除外

    建設業退職金共済制度加入証明書類(加入者のみ)

    建設業退職金共済契約者証(写し)

    中小企業退職金共済制度加入証明書類(加入者のみ)

    中小企業退職金共済者証(写し)

    労災保険加入証明書類(加入者のみ)

    ・労働者災害補償保険(写し)

    または

    ・労災保険特別加入 加入証(写し)

    ※労災保険加入証明書類は、通常の労災保険とは異なります。

    建設キャリアアップシステムの事業者登録の各ステップごとの入力内容

    STEP
    建設業許可情報
    1. 建設業許可番号や種別(一般、特定)を入力
    2. 商号または名称
    3. 代表者名
    4. 所在地
    5. 法人情報、建設業以外の事業の有無
    6. 建設業許可証明書または建設業許可通知書データを添付(建設業許可がある場合)
    7. 事業税の確定申告書または納税証明書、または履歴事項全部証明書データを添付(建設業許可がない場合)
    8. 資本金情報:建設業許可がない場合は、資本金額個人事業主、一人親方は0円を入力し資本金確認書類データを添付
    9. 完成工事高情報 売上高(申込前年度)と完成工事高(申込前年度)を入力

    建設業許可がある場合は2〜5、8、9の情報が自動で読み込まれます。

    STEP
    登録責任者情報の入力

    氏名、住所、連絡先などを入力

    ※登録責任者:事業者情報のシステム管理者。CCUSの運営者との窓口になる人のこと。

    STEP
    建設業許可情報/建設に関わる業種情報

    土木、建築などの業種に関する情報を入力します。建設業許可がある場合は自動で入力されます。

    STEP
    支店情報

    建設業許可がある場合だけ表示されます。

    STEP
    健康保険

    加入状況、事業所整理記号、事業所番号、健康保険組合有無、健康保険組合名称など、加入状況に応じて入力します。

    健康保険加入証明書データを添付

    STEP
    年金保険

    加入状況、事業所整理記号、事業所番号を加入状況に応じて入力します。

    年金保険加入証明書データを添付

    STEP
    雇用保険

    加入状況、事業所整理記号を加入状況に応じて入力します。

    雇用保険加入証明書データを添付

    STEP
    必須項目ではない情報

    建設業退職金共済制度、中小企業退職金共済制度、労災保険特別加入、CI-NET、電子証明書の種類、主要取引先、表彰履歴、所属団体

    これらの情報を加入状況に応じて入力します。

    STEP
    登録申請

    申請情報を確認した後に登録申請します。

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    建設キャリアアップシステムの技能者登録

    建設キャリアアップシステムの技能者登録に必要な書類

    建設キャリアアップシステムの技能者登録に必要な本人確認書類

    顔写真ありで現住所が確認可能な本人確認書類

    ・日本国籍の方

    運転免許証(写し) または マイナンバーカード(写し)※オモテ面のみ

    ・外国籍の方

    特別永住者証明書(写し) または 在留カード(写し)

    パスポートを使う場合

    パスポート(写し) + 住民票(写し)

    顔写真なしの本人確認書類しか用意できない場合
    インターネット登録ができません。認定機関申請で手続きしてください。
    必要書類:住民票(写し)+ 健康保険証(写し)

    顔写真

    建設キャリアアップカードに使われる顔写真のデータが必要です。

    • 6か月以内に撮影したもの
    • 正面・無帽・無背景
    • サイズ:294×378ピクセル登録時にサイズを少し調整できます

    ・帽子、マスク着用
    ・顔に影ができている
    ・サングラス、色付きメガネをかけている

    保険の情報

    健康保険

    健康保険確認書類

    記号、番号、保険者番号、QRコードはマスキングをします。該当箇所に「付せん」などを貼り付けて、写真を撮ったりスキャナで取り込む。または取り込んだデータを加工して該当箇所が見えないようにしてください。

    国民健康保険、国民健康保険組合、後期高齢者医療制度、生活保護者は適用除外です。

    厚生年金保険

    標準報酬決定通知書(技能者本人以外の個人情報はマスキングしてください。)
    国民年金の場合は適用除外

    建設業退職金共済制度加入証明書類

    建設業退職金共済手帳

    中小企業退職金共済制度加入証明書類

    中小企業退職金共済手帳

    簡易型で登録する場合に準備する資料は以上です。詳細型で登録する方は以下の書類もご準備ください。

    労災保険特別加入(通常の労災保険とは異なる)

    労災保険特別加入 加入証

    学歴に関する書類(主任技術者で、指定学科を卒業した場合に該当)

    卒業証明書

    登録基幹技能者確認書類

    登録基幹技能者講習修了証

    保有資格

    技能者講習修了証書

    研修等の受講履歴

    研修受講書類確認書類

    表彰等の履歴

    表彰確認書類

    建設キャリアアップシステムの技能者登録の各ステップごとの入力内容

    技能者登録には登録申請書コードを使用します。登録作業をするときは手元に用意してください。

    STEP
    利用者氏名

    氏名を入力します。
    ミドルネーム、通称名、旧姓を入力する場合は「ミドルネーム入力する」をONにして入力します。

    ※通称名、旧姓を入力する場合は証明書が必要です。通称:住民票、旧姓:戸籍謄本

    STEP
    国籍:氏名を入力するときに外国籍を選択した場合

    国籍名、在留資格コード、在留期間を入力

    STEP
    生年月日、性別、血液型

    適宜入力します。

    STEP
    現住所

    住所を入力します。

    STEP
    電話番号・FAX番号

    自宅電話番号、携帯電話番号、FAX番号のいずれかを入力します。

    STEP
    メールアドレス、建設キャリアアップカード送付先住所

    メールアドレスと、登録後に送られてくるカードの送付先の住所を入力します。

    ※カードは簡易書留で送付されるため、日中に受け取れる住所を入力してください。

    STEP
    緊急連絡先情報

    緊急連絡先の電話番号と、連絡者の氏名と続柄(任意)を入力します。

    STEP
    本人確認書類、顔写真のデータを登録

    事前に用意した各データを添付します。

    STEP
    所属事業者情報
    • 所属事業者がCCUSに登録している:IDを入力すると情報が自動的に入力されます。
      複数の事業者に所属している場合は社会保険に加入している事業者を選択してください。
    • 所属事業者がCCUSに登録していない:必要情報を手入力してください。
    • 所属事業者がない:「なし」と入力してください。
    STEP
    職種

    複数登録が可能です。主たる職種を1つ選択して適宜情報を入力してください。

    情報は、「明細登録」ボタンから入力できます。

    STEP
    経験等記入

    職歴や経験等を入力します。

    STEP
    健康保険

    加入状況に応じて健康保険の種類、保険者名称を入力し、確認書類のデータを添付してください。

    適用除外の場合は、適用除外の理由コードと適用除外理由名を入力します。

    STEP
    年金保険

    加入状況に応じて情報を入力し、確認書類のデータを添付してください。

    STEP
    雇用保険

    加入状況に応じて情報を入力し、確認書類のデータを添付してください。

    STEP
    建設業退職金共済制度、中小企業退職金共済制度

    加入している場合は、手帳の写しのデータを添付してください。

    STEP
    詳細型登録のみの方だけが入力する項目

    労災保険特別加入、健康診断の情報、学歴(主任技術者で指定学科を卒業した者)、登録基幹技能者の情報、保有資格、研修等の受講履歴、表彰等の履歴

    STEP
    申請

    申請内容を確認し、申請します。

    STEP
    支払い内容確認

    登録料の支払い方法を選択します。クレジットカード、払込票から選択してください。


    以上で技能者登録が完了です。
    申請後に不備がある場合はメールが送られてきます。指示に従って不備のある箇所を修正してください。

    登録後に建設キャリアアップカードが届きます。

    行政書士は建設キャリアアップシステムの登録を代行できます

    建設キャリアアップシステムの登録申請は、本業である工事に集中する貴重な時間を奪ってしまいます
    だからこそ、私たちは行政書士として、あなたのその「手間」を代行します。

    煩わしい申請業務から解放され、本来の仕事に専念できる環境を手に入れませんか?
    貴社の負担を軽減し、事業の成長をサポートします。

    弊所は「CCUS登録行政書士」として登録代行の手続きができます。
    ぜひ、お声がけください。

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    まとめ

    今回はCCUSの登録について解説しました。

    事業者と技能者それぞれの登録があり、どちらも手間のかかる作業です。本業の工事に専念して収益を上げていただきたいと思います。面倒な登録作業は行政書士への代行をご検討ください。

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