メニュー

      【記載例あり】工事経歴書の書き方を解説|兵庫県建設業許可

      工事経歴書の書き方を記載例を用いて解説した記事のアイキャッチ画像
      石野享
      いしの行政書士事務所 代表
      前職では医療機器メーカーでの法令遵守業務を経験し、退職後は建設業専門の行政書士事務所で実務経験を積みました。これらの経験を活かし建設業者をサポートします。

      工事経歴書、毎年の作成で『書き方はこれで合っているのかな?』と不安になっていませんか? 本記事では、兵庫県の建設業許可専門の行政書士が、迷いやすいポイントや記入例を画像付きで徹底解説します。

      これを読めば、修正の手間なく、スムーズに書類を完成させることができます

      この記事でわかること

      • 工事経歴書の各項目の記載内容
      • 工事経歴書の記載例(経営事項審査を受ける場合、受けない場合)
      • 工事経歴書が必要なとき

      💡 お急ぎの方へ

      「とにかく今すぐフォーマットが欲しい!」という方は、こちらからダウンロード(無料)できます。

      ⚠️ 「エクセルを開いたけど、自分で書くのは無理そう…」と思った方へ

      毎年の面倒な書類作成、もうやめにしませんか?当事務所なら、丸投げでスムーズに完成させます。

       

      \作成代行、無料見積もりはこちら/

      電話をかける
      LINE登録サイトへ移動
      目次

      工事経歴書のフォーマットと書き方を解説

      工事経歴書のExcelフォーマットを、建設業許可申請書等のダウンロードページからダウンロードができます。

      このような様式です。↓

      工事経歴書フォーマット
      クリックすると拡大表示されます

      工事経歴書の各項目の記載内容

      1 建設工事の種類

      取得している建設業の業種名を記載します。業種ごとに分けて作成しますので、複数の業種を取得している場合はそれぞれの工事について作成します。

      2 税込・税抜の別

      税込・税別のどちらで記載するかを選びます。経営事項審査を受ける場合は必ず、税別を選んでください。

      経営事項審査を受けない場合は、税込・税別のどちらでも構いません。将来的に入札を検討されている方は、税別での作成に慣れていても良いのかもしれません。

      3 注文者

      法人の場合は法人名を記載します。

      個人の場合は、個人名が特定されないようにイニシャルなどを記載します。吉田さんからの発注の場合、「個人Y 」などと記載。

      4 元請又は下請の別

      行った工事が元請工事であったか、下請工事であったかを記載します。

      元請工事の場合は「元請」と記載
      下請工事の場合は「下請」と記載

      5 JVの別

      JVとして工事を請け負った場合は「JV」と記載します。JV全体の請負代金の額に出資の割合を乗じた額または分担した工事額を記入します。

      JVとして工事を行うのは、規模の大きな会社がほとんどで中小企業が該当することはほとんどないでしょう。

      共同事業体(ジョイント・ベンチャー、JV)とは、建設企業が単独で受注及び施工を行う通常の場合とは異なり、複数の建設企業が、一つの建設工事を受注、施工することを目的とする事業組織隊のことを言います。(国土交通省サイト

      6 工事名

      請負契約書等に記載されている工事名をそのまま記載します。工事名に個人名が含まれているときは、個人名をイニシャルに修正して記載してください。

      吉田邸内装仕上工事 → Y邸内装仕上工事

      7 工事現場のある都道府県及び市区町村名

      工事現場の都道府県と市区町村名を記載してください。

      8 配置技術者_氏名
      9 配置技術者_主任技術者/管理技術者

      配置技術者の氏名を書き、その人が主任技術者か監理技術者の該当する方に「レ」点を付けます。

      専任技術者は配置技術者になれない?

      専任技術者は営業所への常勤が求められています。よって、原則として専任技術者は配置技術者として工事現場に出られません。

      「一人親方」や「一人しか専任技術者がいない会社」は工事を請け負えないのでしょうか。この状況に対応するために特例が設けられています。

      以下の条件を満たす場合は、専任技術者が配置技術者として現場に入ることが例外的に認められています。
      (営業所に常勤しているものとして扱われる)
       ・専任技術者の常勤する営業所で請負契約が締結された建設工事であること
       ・工事現場と営業所が近いこと
       ・営業所と現場で常時連絡を取れる体制にあること
       ・所属建設業者と直接的かつ恒常的な雇用関係にあること(出向者や派遣社員などは注意)
       ・工事の専任を要しない監理技術者等であること

      10 請負代金の額

      年度内に受注して完成した工事の額を記載します(未成工事も含む)。

      • ②の税込・税別に合わせて記載するように注意しましょう。
      • 1件の請負契約を分割して複数の工事として計上できません。
      • 新規許可業者は、ここに500万円以上の額は記載できないはずです。無許可業者の500万円以上の工事は業法違反です(建築一式工事でない場合)。

      記載する順番や数は後ほど詳しく解説します。

      うち(PC、法面処理、鋼橋上部) について

      ・PC
      対象:土木一式工事
      「プレスレストコンクリート構造物工事」がある時に「PC」に丸をつけて、「プレスレストコンクリート構造物工事」に該当する請負代金の額を記載。
      参考:PC、興亜建設株式会社

      ・法面処理
      対象:とび・土工・コンクリート工事
      「法面処理工事」がある時に「法面処理」に丸をつけて、「法面処理工事」に該当する請負代金の額を記載。
      参考:法面工事、Con Maga

      ・鋼橋上部
      対象:鋼構造物工事
      「鋼橋上部工事」がある時に「鋼橋上部」に丸をつけて、「鋼橋上部工事」に該当する請負代金の額を記載。
      参考:鋼橋上部、テオ株式会社

      11 工期

      年度内に受注して完成した工事の着工年月と、完成年月(未成工事は完成予定年月)を記載します。

      12 小計

      様式内(該当ページ内)に記載した工事の件数と、その完成工事高の合計を記載します。

      13 小計のうち元請工事

      様式内に記載した工事のうち、元請工事の完成工事高の合計を記載します。

      14 合計

      年度内のすべての完成工事(未成工事も含む)の件数の合計と、その完成工事高の合計額を記載します。

      15 合計のうち元請工事

      年度内のすべての完成工事のうち、元請工事の完成工事の合計を記載します。

      「本業が忙しくて書類作成に時間が取れない…」 そんな時は、プロにお任せください。正確かつスピーディーに作成し、社長様には本業に専念していただきます

      \今すぐ無料相談

      電話をかける
      LINE登録サイトへ移動

      よくある間違い

      具体的な記載例を示す前に、よくある間違いを紹介します。

      • 許可業種以外の工事を記載
        • 電気工事業なのに「空調機の工事」を記載など、異なる業種の工事を記載していませんか?
      • 専任の現場に専任技術者が出ている
        • 特定の要件(金額など)を満たす現場には、専任技術者を配置技術者とすることができません。記載ミスなども含めて見直してください。
      • 消費税の取り扱いが混在している
        • 税抜と税込が混在していませんか?
          経審を受ける方は税抜き、それ以外の方はどちらか一方で記載してください。

      パターン別 工事経歴書の作成例

      兵庫県の記載要領に従って作成した工事経歴書のサンプルを示します。


      工事経歴書は、経営事項審査を「受ける場合」と「受けない場合」で作成方法が異なります。

      経営事項審査を受けない場合

      経審を受けない場合の工事経歴書記載例

      業種(建築一式、内装仕上工事など)ごとに作成します。

      完成工事高の額が大きい順に元請と下請を分けず、それぞれの合計額や元請の額などを記載してください。兵庫県の場合は10件程度記載すればOKです。

      都道府県によりローカルルールがありますので、詳細は申請の窓口にお聞きください。

      工事の実績がない場合(設立直後の場合など)

      工事の実績がなくても工事経歴書は必ず提出します。その場合は「新規設立のため実績なし」などと記載します。

      経営事項審査を受ける場合

      経営事項審査を受ける場合は、細かいルールが設けられています。

      き以下は、工事経歴書の記載要領(兵庫県)から抜粋した記載方法です。

      STEP

      元請工事の完成工事を書く

      請負代金(完成工事高)の合計額のおおむね7割を超えるところまで、額の大きい順に記載する。

      STEP

      軽微な工事を書く

      10件記載すればOK。ただし、元請の完成工事の請負代金の合計が1,000億円を超えたらそこでストップ。

      STEP

      「①で記載した元請工事以外の元請け工事」と「下請工事の完成工事」

      すべての完成工事の 請負代金の合計額の概ね7割を超えるところまで記載します。順番は額の大きい順です。

      軽微な工事は10件記載すればOK。ただし、元請の完成工事に係る請負代金の額の合計が1,000億円を超える場合は、それ以上記載しなくても良い。

      STEP

      未成工事の書き方

      上記の項目に続けて、主な未成工事について請負代金の額の大きい順に記載する。

      下図は工事経歴書のフォーマットに記載した例です。

      経審を受ける場合の工事経歴書記載例(元請金額7割)
      経審ありの工事経歴書記載例(全ての完工高の7割)

      工事経歴書はいつ必要ですか?

      工事経歴書は、以下の通り多くの場面で作ります。

      • 建設業許可の申請のとき
      • 決算変更届のとき
      • 経営事項審査申請のとき

      特に、「決算変更届」は毎年の報告義務があります。
      忘れると許可の更新ができないので注意が必要です。


      ここまでご覧いただき、「工事経歴書は決まりが多く正しく作るのは大変そう」と感じた方がいらっしゃるのではないでしょうか。時間がなくて専門家に任せたいという方は、お気軽にお問合せください。

      \今すぐ無料相談

      電話をかける
      LINE登録サイトへ移動
      入力に誤りがないことを確認
      よろしければシェアをお願いします
      • URLをコピーしました!
      目次