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建設キャリアアップシステム(CCUS)とは
他産業でもみられるのと同様に、建設業でも人手不足と高齢化が深刻な問題です。
超高齢化社が要因なのはもちろんですが、建設業が他産業と比べて就業時間が長いのに給与水準が低いことが原因のひとつと考えられています。
(厚生労働省 建設投資、許可業者数及び就業者数の推移)
建設業を魅力のある産業にし、若者が定着することを狙いとしてCCUSが始められました。
CCUSの狙い
- 適正な就労管理(長時間労働・サービス残業の是正、社会保険加入の徹底)
→ 健全さ、時間当たりの効率を重視する若者にアピール - 人材の育成の意識を企業に根付かせる
→ キャリア形成がしやすく将来計画を立てやすくなる - 能力や実績に基づく適正な評価による処遇の改善
→ 努力が評価に結びつく
CCUSは義務化される?
今のところCCUSは義務化されていません。しかし国交相は対策のために経営事項審査の加点対象にするなど強くCCUSを推し進めようとしています。
国は建設業の人手不足を重く見ており、建設産業をキャリア形成しやすい業界にして若者を就業、定着させるように動いています。その動きのひとつがCCUSです。
技能者すべての人がCCUSに登録することを目指すと掲げていますので、今後も普及加速の流れはますます強くなることが予測されます。
CCUSにかかる費用
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登録料・更新料(税込) | |
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事業者登録期限は5年 | 6,000円〜※1 |
技能者登録 | 簡略型 2,500円 詳細型 4,900円 |
管理者ID | 11,400円※2 |
※1 事業者登録料は資本金によって異なります。個人事業主は6,000円、一人親方は0円。
※2 毎年更新が必要です。一人親方は2,400円。
- 簡略型・・・とりあえず就業履歴の蓄積だけをすれば良い
- 詳細型・・・能力判定を受けてカードのレベルアップを目的とする
CCUSの登録は行政書士へ
CCUSの登録は、インターネットに強い方であればご自身でできるとは思います。しかし、資料集めやデータの変換、クセのある登録作業などなど結構時間が取られます。
このような雑務は外注して、建設業の皆様は本業の工事に力を入れていただきたく思います。
弊所でも登録代行が可能ですし、建設業のサポートをしている多くの行政書士事務所が登録代行しています。是非ご検討ください。