産廃収集運搬業の許可要件とは?人・物・お金の条件を行政書士が徹底解説

元請けから「産廃の許可を取って」と急に言われて困っていませんか?
産業廃棄物の収集運搬業許可は専門業者だけでなく、
土木工事や解体工事を行う建設業者にも必要となるケースが多いです。
「うちの会社でも許可は取れる?」「赤字決算だけど大丈夫?」と不安な方へ。
本記事では、兵庫県での申請手引きを基に、新規許可に必要な4つの要件(財産・人・物・欠格要件)を分かりやすく解説します。
これを読めば、自社が要件をクリアできているかセルフチェックできます!
この記事では産業廃棄物の収集運搬のうち、積替え・保管を含まない場合について解説します。
経理的基礎の要件(財産・資金力)
赤字の場合は許可が下りにくい
財産要件を確認するための書類として3年分の貸借対照表と損益計算書を提出します。3年のうちで1度でも赤字の年があると基本的には許可を受けられません。
しかし、もし直近の決算が赤字でも、すぐに諦める必要はありません!
減価償却費などの影響で帳簿上は赤字でも、実質的なキャッシュフローが黒字であることを証明する「追加の資金繰り表」や「中小企業診断士等の診断書」を添付することで、許可が下りるケースもあります。
赤字決算で不安な場合は、ご自身で判断せずにまずは当事務所のような専門家にご相談ください。
多くの業許可では人、物、財産に関する要件が設けられています。産業廃棄物の収集運搬業の場合は財産が特に重要視されています。資金が乏しい事業者は処理費用の支払いを避けるために、不法投棄をする恐れがあると考えられています。不法投棄をさせないために財産要件が厳しく確認されます。
人的要件(講習会の受講修了)
産業廃棄物の収集運搬に関する講習を修了していること
申請時に講習会の修了証を提出します。講習会は近くで開催されたときにタイミングよく受けないと、必要な時に修了証を受け取れないこともあります。許可を取りたいと思ったらまずは講習会を受けてください。

設備の要件(運搬車両)
車両
運搬する産業廃棄物に適した車両を保有している必要があります。
(例えば、瓦礫を運搬するのにバキュームカーを持っていても意味がない)
社長の個人名義の車両を事業に使用する場合は、会社に使用権限があることを明確にします。
兵庫県の様式には専用のフォーマットが用意されています。
欠格要件(役員等の前科・違反歴など)
役員等が以下の要件に該当すると許可を受けられません。
- 精神の機能障害により、廃棄物の処理の業務を適切に行うに当たって必要な認知、判断および意思疎通を適切に行うことができない者
- 破産手続き開始の決定を受けて復権を得ない者
- 禁錮以上の刑に処され、その執行を終わり、または執行を受けることがなくなった日から5年を経過しない者
- 廃棄物処理法、浄化槽法、その他環境保全法令もしくはこれらの法令に基づく処分、もしくは暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の規定に違反し、または刑法もくしは暴力行為等処罰に関する法律の罪を犯し、罰金刑に処され、その執行を終わり、または執行を受けることがなくなった日から5年を経過しない者
- 産業廃棄物処理法または浄化槽法の規定により許可を取り消され、取り消しの日から5年を経過しない者
- 産業廃棄物処理法または浄化槽法に基づく許可の取消処分を逃れるために廃止届書を提出し、5年を経過しない者
- 廃棄物処理業務に関し、不正または不誠実な行為をする恐れがあると認められる者
- 暴力団員または暴力団員でなくなった日から5年を経過しない者
- 暴力団員等がその事業活動を支配するもの
許可後に欠格要件に該当すると許可が取り消されます。項目4の罰金刑はスピード違反による罰金も該当します。会社を維持するために、役員は細心の注意を払って行動しなければなりません。
まとめ
今回は産業廃棄物の収集運搬許可の要件について解説しました。
産業廃棄物収集運搬業では事業者に不法投棄をさせないように資金力が重要視され経営状況が厳しく確認されます。赤字の場合、許可がおりるのはハードルが高いですが状況によっては何とかなる場合もあります。
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